東京都足立区にて止水工事<マンションの漏水>
2022/10/26
ご依頼のきっかけ・ご提案内容
東京都足立区にて行ったマンション止水工事のご紹介です。
今回は協力会社様より、止水工事の実績がある当社にご依頼をいただきました。
現場はマンションの地下に降りる外部階段にて、踊り場付近に雨が差し込んできている状態です。
既に漏水箇所は特定済みですので、知識と経験を活かし、侵入ルートを見極めます。
今回の止水工事は「ハイドログラウト工法」と呼ばれる、加水反応型のハイドログラウトシリーズ止水材を使った止水工法を行います。
施工前の様子
こちらは施工前の様子です。
劣化により躯体が崩れてしまっている箇所も見受けられます。
まずは、原因箇所をより的確に見つけるためにモルタルで平滑な状態に整えていきます。
モルタル補修
こちらが一度モルタルによる補修を行った状態です。
専用の器械を使用し、止水材を高圧で注入していきます。
高圧注入(ドリル工程)
まずはドリルを使用して注入孔を空けていきます。
鉄筋を傷つけないように注意を取りつつ、漏水している箇所ではなく、穴を斜めから入れ奥から止める位置を探ります。 どの位置に止水材をいれるか、何度の角度でいれればあたるか感覚一つで行う作業です。
コンクリート表面の厚さまで考慮し、丁寧かつ的確な技術を要します。
止水材の注入(ハイドログラウト)
準備が整いましたら専用機器で止水材を注入していきます。
使用する止水材は「ハイドログラウト」です。
ハイドログラウトは加水反応型のウレタン塗料系の注入材で、湿気や水とよく反応し、反応すると約30倍に膨れ上がり、優れた止水効果を発揮します。
微細なひび割れや隙間にまで入り込み、高圧で注入することにより注入材が充填され構造物との一体化にも期待できます。
画像のように、黄みがかったオレンジ色に見える状態は発泡していない状態です。
つまり反応する水分が少なくなった証拠でもあり、奥まで止水材がしっかりと入っている証拠になります。
止水工事は入り口が塞がれる事で水が逃げていくため、欠損している箇所を再びモルタルで補強し、止水プラグを打ち込んで徹底的に止水を行っていきます。
完工
変化を見ながら注入の圧力を調整し、止水材が十分に硬化したことを確認します。
プラグ箇所にはモルタル補修を行い、埋め戻した後に漏水していることが確認できなければ施工完了となります。
梁の下からの漏水のため、作業体勢が悪く施工が少し大変でしたが、しっかりと止水することができました。
この度は、「矢内工業」にご依頼いただき誠にありがとうございました。
東京都足立区の防水工事・止水工事は矢内工業にお任せください!
現場住所 | 東京都足立区 |
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施工内容 | 漏水箇所止水工事 |
建物種別 | マンション |
施工箇所詳細 | 外部階段 梁下 |
施工期間 | 半日 |
使用材 | ハイドログラウド |