Sheet Waterproofing
FRP防水について
FRPは繊維強化プラスチック (Fiber-Reinforced Plastics）の略称です。FRPには腐食性、耐候性、難燃性、耐衝撃性などの優れた特性があり、浴槽や船舶など様々な目的で幅広く利用されています。
FRP防水はこの優れた特性を防水に適用した工事です。硬化するとプラスチックのように硬い防水層を形成し、ウレタン防水よりも丈夫で、軽く、耐久性の高い防水工法です。紫外線による劣化を防ぐために上からトップコートを塗装します。
FRP防水のメリット
- 軽量である
- 強度が高い
- 防水機能が高い
- 工期が短い
FRP防水は他の防水工法に比べて軽量です。そのため広い箇所に施工した時建物にかかる負荷を減らすことができます。
また耐久性にも優れているため、屋上の駐車場や人が行き来する場所に適しています。
FRPは水密性が高く、貯水槽やプールなど高い防水性が求められる場所にも使用されています。
さらにFRP防水は硬化速度が速いため他の防水方法よりも工期が短いことも特徴です。通常約1～2日で完工します。
FRP防水のデメリット
- 施工費用が高め
- 施工する場所をやや選ぶ
FRP防水は他の防水工事に比べるとやや工事費用が高めです。
また、素材に伸縮性がないため、木造など伸縮を起こす場所で広範囲に施工するとひび割れを起こしてしまう可能性があります。そのため木造住宅の広いベランダなどには向いていません。
他にも下地が鉄の場合には施工に向かないなど、施工箇所を選びます。
施工に適した場所
- 人の出入りが多い場所
- コンクリート造の建物の屋上
- あまり広くないベランダやバルコニー
